網膜静脈閉塞症

網膜静脈閉塞症とは

網膜静脈閉塞症(もうまくじょうみゃくへいそくしょう)とは?

目の中にある細い血管がつまってしまう病気です。

目の奥には「網膜(もうまく)」という、カメラでいうフィルムのような大事な部分があります。そこには血液を運ぶための「血管」がたくさん通っています。

このうち、「静脈(じょうみゃく)」という血管が何かの原因でつまってしまうと、血がうまく流れずに、網膜が腫れたり、出血したりします。これが「網膜静脈閉塞症」です。


どんな症状が出るの?

  • 急に片方の目が見えにくくなる

  • 視界の一部がぼやける・暗くなる

  • ゆがんで見えることもある

※痛みはほとんどありません。


なぜ起こるの?

  • 高血圧や糖尿病などの生活習慣病が関係することが多いです

  • **動脈硬化(どうみゃくこうか)**も原因になります

  • 年齢が上がると、なりやすくなります


放っておくとどうなるの?

放っておくと、視力がどんどん落ちてしまうこともあります
早めに見つけて、治療することがとても大切です。


どんな治療をするの?

  • 目の中に薬を注射して、むくみや出血を抑える治療がよく行われます

  • 血管のつまりや出血がひどいときは、レーザー治療も使われます


まとめ

  • 「網膜静脈閉塞症」は、目の奥の血管がつまる病気

  • 見え方に変化が出たら、すぐに眼科を受診しましょう

  • 高血圧や糖尿病のある人は、定期的な目の検査が大事です

血流障害と網膜静脈閉塞症の関係

網膜静脈閉塞症と血流障害の関係

● 血流障害ってなに?

「血流障害(けつりゅうしょうがい)」とは、血液の流れが悪くなることです。
血液は、酸素や栄養を全身に運んでくれる大切な役割があります。でも、血の流れが悪くなると、細胞や組織に必要なものが届かなくなり、さまざまな病気の原因になります。


● 目の中の血流が悪くなるとどうなるの?

目の奥には「網膜(もうまく)」という、物を見るためにとても大事な部分があります。
網膜にはたくさんの細い血管があり、そこを通る血液がスムーズに流れていることが大切です。

でも、血流が悪くなると…

  • 血管の内側に血のかたまり(血栓)ができやすくなる

  • 血管の壁が傷つきやすくなる

  • 血液の流れが急に止まってしまう

これが、**「網膜静脈閉塞症(もうまくじょうみゃくへいそくしょう)」**につながります。


● 血流障害の原因になるものは?

血流が悪くなる原因には、次のようなものがあります:

  • 高血圧(血管に強い圧がかかって血管が傷つく)

  • 高血糖(血液がドロドロになり血流が悪くなる)

  • コレステロールや中性脂肪が多い(血管が詰まりやすくなる)

  • 運動不足(血液の流れが滞る)

  • 喫煙(血管を縮めて血流を悪くする)


● つまり、網膜静脈閉塞症は…

👉 目の中の「血流障害」によって起こる病気なのです。
血液がスムーズに流れないと、血管がつまって、見えにくくなるという症状が出てきます。


● どうやって防ぐの?

  • 血圧・血糖・コレステロールをしっかり管理する

  • バランスの良い食事と運動

  • たばこを控える

  • 定期的に眼科で検査を受ける

目の病気ですが、全身の血流の健康がとても大切なんですね✨

慢性炎症と網膜静脈閉塞症の関係

慢性炎症と網膜静脈閉塞症の関係

● まず、「慢性炎症」ってなに?

炎症(えんしょう)とは、体が何かと戦っている状態のこと。たとえば風邪やけがをしたとき、一時的に熱が出たり腫れたりするのも「炎症」です。

でも、「慢性炎症」はちょっとちがいます。

はっきりした症状はないけれど、体の中でずっと小さな炎症が続いている状態です。
✅ この状態が長く続くと、血管や細胞にじわじわとダメージを与えます。


● 慢性炎症が引き起こすこと

慢性炎症が続くと、体の中で次のようなことが起こります:

  • 血管の内側が傷つきやすくなる

  • 血液がドロドロになりやすくなる

  • 血栓(血のかたまり)ができやすくなる

  • 血流が悪くなる

こういった変化はすべて、**「血管がつまる原因」**になります。


● では、目の中ではどうなるの?

目の奥にある網膜の血管も、もちろん体の血管の一部。
なので、慢性炎症の影響を受けて、

  • 網膜の血管の内側が傷つく

  • 血の流れが悪くなる

  • 血栓ができて、網膜静脈がつまってしまう

つまり、慢性炎症は、網膜静脈閉塞症のリスクを高めるのです。


🔍 こんな人は慢性炎症に注意!

  • 肥満ぎみ

  • タバコを吸っている

  • 加工食品・脂っこいものが多い食生活

  • ストレスが多い・寝不足

  • 歯周病など、体に炎症がある状態が長く続いている

これらはすべて、体の中に「見えない炎症」を起こす原因になります。


🛡 予防のポイント

  • 野菜・魚・発酵食品など、炎症をおさえる食事

  • ウォーキングなどの軽い運動

  • よく寝て、ストレスをためない

  • 歯やお口の健康も大切に(歯周病も炎症のもと!)


漢方のセノオ薬品

岡山県倉敷市西富井1074-22
☎086-426-0604
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